20世紀西洋人名事典 の解説
ポール・カール ファイヤアーベント
Paul Karl Feyerabend
1924 -
米国の哲学者。
カリフォルニア大学バークレー校教授。
ウィーン生まれ。
音楽、演劇、物理、数学などを学び、演劇を志したがやがて哲学に転向し、ウィーン大学で学位を取得、1958年にアメリカに渡り、カリフォルニア大学バークレー校の教授となる。現在はチューリッヒ工科大学教授も兼任している。クーンの議論と同値の論考を発表し、また、今日の科学絶対主義を強く批判している。主著「方法への挑戦」(’75年)や、「自由人のための知」(’79年)などを相次いで発表した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報