マイカル

百科事典マイペディア 「マイカル」の意味・わかりやすい解説

マイカル[株]【マイカル】

総合小売企業。衣料品主体とする総合スーパーであり,購買者の感性に訴える製品戦略を展開している。1963年セルフハトヤ,岡本商店,ヤマト小林商店,エルビスの企業合同によりニチイ設立。以後30社以上との合併を経て今日にいたる。1996年現社名に変更。脱量販店戦略として,アミューズメントや映画館などの施設を備えた時間消費型ショッピング・センター開発で有名。2001年9月,民事再生法適用を申請したが銀行の同意を得られず,事実上破綻。同年11月,会社更生法手続きに切替え,支援企業としてイオンが名乗りをあげる。2011年3月イオンリテールに吸収合併された。
→関連項目シネマ・コンプレックス

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイカル」の意味・わかりやすい解説

マイカル

スーパー・チェーンストア。1963年 4社の合同でニチイとして設立,1988年からグループの呼称を「MYCALグループ」とし,1996年7月より社名をマイカルに変更した。中小スーパーストアを次々に吸収し,近畿圏を中心に山陽四国九州中部首都圏などにチェーンを拡大,レジャー事業,不動産の賃貸業にも乗り出したが,2001年に経営破綻。会社再建にはイオングループがあたった。2011年イオンリテールに吸収合併された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android