現代外国人名録2016 「マイロンショールズ」の解説
マイロン ショールズ
Myron S. Scholes
- 職業・肩書
- 経済学者 スタンフォード大学名誉教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1941年7月1日
- 出生地
- カナダ・オンタリオ州ティミンズ
- 学歴
- マクマスター大学卒,シカゴ大学
- 学位
- Ph.D.(シカゴ大学)〔1969年〕
- 受賞
- ノーベル経済学賞〔1997年〕
- 経歴
- 1968〜73年マサチューセッツ工科大学助教授・準教授、’73〜82年シカゴ大学準教授・教授を経て、’83年からスタンフォード大学教授。同大附属フーバー研究所上級研究員も務める。また、’91〜93年米国大手投資銀行ソロモン・ブラザーズのマネージング・ディレクターを務める。この間、’73年にシカゴ大学のブラックと協力し、“ブラック-ショールズ・モデル”と呼ばれる金利や資本市場の動きなどの要因を加味したオプション価格の決定モデルを提示した。’97年デリバティブ(金融派生商品)の価値評価の理論についての貢献により、ハーバード大学教授ロバート・マートンとともにノーベル経済学賞を受賞。一方、ロングターム・キャピタル・マネジメント(LTCM)の経営にもロバート・マートンとともに携わっていたが、’98年9月世界的な金融不安による事実上の破綻を防げず、’99年2月経営から退く。主著に「税金とビジネス戦略」(’62年)、「MBA税務工学入門」(’92年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報