マウントアイサ鉱山(読み)マウントアイサこうざん

最新 地学事典 「マウントアイサ鉱山」の解説

マウントアイサこうざん
マウントアイサ鉱山

Mount Isa mine

オーストラリア,クイーンズランド州の鉛・亜鉛・銀・銅鉱山。中部原生界マウントアイサ層Urquhart頁岩層(1,670Ma)に胚胎するsedex型鉛・亜鉛・銀鉱床と交代性銅鉱床。前者は頁岩の層理に沿い走向NS,傾斜70°Wの鉱層で,30鉱体を採掘鉱石は細粒の方鉛鉱・閃亜鉛鉱・フランボイダル黄鉄鉱磁硫鉄鉱・銀四面銅鉱からなる。1960年代までは交代性の後生鉱床説,その後,鉱石の大部分が同生,Pbの一部が後生とする説が有力。1923年発見,87年の累積粗鉱生産量7,700万t, 残鉱4,700万t(Pb5.9%,Zn6.8%,Ag148ɡ/t)。地表から50mは酸化帯。交代性銅鉱床はPb・Zn鉱体の分布範囲を上盤側から下盤側まで取り囲んで,silica-dolomiteと呼ばれる変質岩中に胚胎。基盤のグリーンストーンとの境界の剪断帯が熱水通路となり交代鉱床を形成。鉱石鉱物黄鉄鉱・磁硫鉄鉱・黄銅鉱・輝コバルト鉱。銅鉱床の埋蔵鉱量1.8億t, Cu3.5%。本鉱山の北20kmの同一層準中に層状鉛・亜鉛鉱床のHilton deposit(7,000万t, Pb6.5%, Zn9.3%, Ag151ɡ/t)が発見(1947)されたが,そこにはCuの鉱化を欠く。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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