マケマケ(英語表記)Makemake

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マケマケ」の意味・わかりやすい解説

マケマケ
Makemake

太陽系の冥王星軌道より遠い外縁で太陽のまわりを公転している準惑星。アメリカ合衆国カリフォルニア州のパロマ山天文台で天文学者らに発見され,当初は 2005 FY9という仮符号をつけられたが,発見日が 2005年のイースター(→復活祭)から数日後の 3月31日であったことにちなみ,イースター島のポリネシア人住民の創造神マケマケの名を冠された。直径 1500kmの大きさがあるため重力の作用で球形をしている。306年周期で太陽をまわり,表面の色は赤っぽい。2008年に準惑星および冥王星型天体プルートイド plutoid)に分類された。

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