20世紀西洋人名事典 「マスクリス」の解説
マス クリス
Mas Keris
1922 -
マレーシアの作家。
パハン州出身。
本名Kamaluddin〉 カマルディン〈Muhammad ムハマッド。
「マレーの使節」紙の記者を経て、国立言語図書出版局創立以来出版活動を推進する。「50年代文学者グループ」の中心的作家。言語と文学を民族の団結にもっとも重要な手段とするグループ。短編小説の旗手と称される。初期の作風は、ロマンチシズム、現代は現実直視の傾向へ移行。代表作に、短編集「すべてに代わりあり」(’1962年)、「二つの時代」(’63年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報