ませ(読み)マセ

デジタル大辞泉 「ませ」の意味・読み・例文・類語

ませ[名・形動]

[名・形動]《動詞「ませる」の連用形から》年齢の割におとなびていること。また、そのさまや、そのような人。早熟。→おませ
「女は―な物ではあり」〈一葉十三夜

ませ[助動]

[助動]丁寧助動詞「ます」の命令形
丁寧の気持ちを込めて、相手にある動作を要求する意を表す。「どうかお許しくださいませ
丁寧の気持ちを込めて挨拶する意を表す。「ごめんくださいませ
[補説]12とも「いらっしゃる」「くださる」「なさる」などの尊敬語に付いて用いられる。また、「まし」となることもある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「ませ」の意味・読み・例文・類語

ませ

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「ませる」の連用形の名詞化 ) ませていること。子どもなどが年齢の割に大人びていること。こざかしいこと。また、その人。早熟。おませ。
    1. [初出の実例]「盗(ぬすみ)かはくは何奴(どいつ)じゃい、ませの自然生(じねんじょ)めか」(出典浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む