自然生(読み)ジネンジョウ

デジタル大辞泉 「自然生」の意味・読み・例文・類語

じねん‐じょう〔‐ジヤウ〕【自然生】

[名]ヤマノイモ別名
[名・形動]自然に生まれ出ること。人の手の加わっていないこと。また、そのさま。
「―なる渋柿一口に顔をしかめるおかし味」〈蘆花思出の記

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精選版 日本国語大辞典 「自然生」の意味・読み・例文・類語

しぜん‐ばえ【自然生】

  1. 〘 名詞 〙 種まきをしないのに自然に草木などが生えること。また、そのもの。じねんばえ。
    1. [初出の実例]「うしろの土手の自然生(シゼンバヘ)を弟の亥之(いの)が折て来て、瓶にさしたる薄の穂の」(出典十三夜(1895)〈樋口一葉〉上)

じねん‐ばえ【自然生】

  1. 〘 名詞 〙 草木などが種をまかないのに自然に生えること。また、その草木。しぜんばえ。〔和英語林集成初版)(1867)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「自然生」の解説

自然生 (ヤマノイモ・ジネンジョウ)

学名Dioscorea japonica
植物ヤマノイモ科多年生つる植物,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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