マタニティーブルー(その他表記)maternity blues

デジタル大辞泉 「マタニティーブルー」の意味・読み・例文・類語

マタニティー‐ブルー(maternity blue)

出産直後の女性が陥りやすい不眠・ふさぎこみなどの一過性うつ状態

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マタニティーブルー」の意味・わかりやすい解説

マタニティーブルー
maternity blues

妊娠期間中や出産直後に見られる,軽いうつ状態のことをいう。イギリス精神科医 B.ピットが名付けた。いらいらする,ちょっとしたことが気になる,すぐに泣く,寂しい,疲れやすい,無気力,不眠,食欲不振などの状態になる。ほとんどは一過性だが,なかには神経症うつ病など精神障害にまで進むケースもある。妊娠・出産でホルモンのバランスが崩れたり,生活が一変することで精神的なストレスがたまることなどが原因。夫の理解と協力は不可欠で,周囲の温かい思いやりが必要である。

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