20世紀西洋人名事典 「マックスエルンスト」の解説
マックス エルンスト
Max Ernst
1891.4.2 - 1976.4.1
フランスの画家。
ブリュール(ドイツ)生まれ。
ボン大学で哲学を学ぶが、やがて画家マッケの影響のもとに絵画の世界に入る。1919年ケルンでアルプらとダダ運動を起こし、’20年にはコラージュを創案。’22年パリに移住、シュルレアリスム運動のリーダーとして活躍し、’25年フロッタージュ技法を発見。第二次世界大戦中渡米し、ニューヨークに住み若い画家たちに深い影響を与えた。’46年タニングと結婚し、’48年米国籍を得るが、’50年フランスに帰化。’54年ベネチア・ビエンナーレ展で大賞を受賞。作品は「博物誌」(’26年)、「百頭女」(’29年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報