20世紀西洋人名事典 「マックスダウテンダイ」の解説
マックス ダウテンダイ
Max Dauthendey
1867 - 1918
ドイツの詩人,小説家。
写真士の子として生まれ、青年時代はゲオルゲ派風の影響を受け、印象主義的叙情詩を書く。1907年以降、ロマン主義的な憧れに駆られて世界各地放浪の旅の出て、異国の風物に取材した短編小説を発表し、二度目の旅の途中にジャワで客死した。色彩表現に優れ、日本も訪れたことがあり、大津事件を描いた幻想的な短編集「琵琶湖八景」(’11年)が知られている。作品はほかに「アジア短編集」(’09年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報