琵琶湖八景(読み)びわこはっけい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「琵琶湖八景」の意味・わかりやすい解説

琵琶湖八景
びわこはっけい

滋賀県,琵琶湖国定公園を代表する8つの景勝地。近江八景が江戸時代に選定されたが,湖南の地域に限定されていること,その後の変容が著しい地があることなどの理由から,1950年日本最初の国定公園指定後に新しく選定された。夕陽・瀬田石山の清流,煙雨・比叡樹林,涼風・雄松崎の白汀,暁霧海津大崎岩礁新雪賤ヶ岳大観,月明・彦根古城,春色・安土八幡の水郷,深緑・竹生島の沈影の8景をいう。

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デジタル大辞泉プラス 「琵琶湖八景」の解説

琵琶湖八景

琵琶湖沿岸の8つの景勝地。江戸時代から広く知られる「近江八景」の現代版として、1949年に選定された。暁霧・海津大崎の岩礁、涼風・雄松崎の白汀、煙雨・比叡の樹林、夕陽・瀬田石山の清流、新雪・賤ヶ岳の大観、深緑・竹生島の沈影、月明・彦根の古城、春色・安土八幡の水郷の8か所。

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世界大百科事典(旧版)内の琵琶湖八景の言及

【琵琶湖】より

…しかし第2次大戦後,南湖周辺の急速な都市化によって,比良の暮雪を除いた残りの七景は昔日の面影を失い,観光資源としての価値を減じた。そこで1949年に,北湖も含めて新しく,夕陽――瀬田・石山の清流,煙雨――比叡の樹林,涼風――雄松(おまつ)崎の白汀,暁霧――海津大崎の岩礁,新雪――賤ヶ岳(しずがたけ)の大観,月明――彦根の古城,春色――安土・八幡の水郷,深緑――竹生島の沈影という〈琵琶湖八景〉が選定された。つづいて翌50年に琵琶湖国定公園に指定された。…

※「琵琶湖八景」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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