マリアーンスケーラーズニェ(その他表記)Mariánské Lázně

デジタル大辞泉 の解説

マリアーンスケー‐ラーズニェ(Mariánské Lázně)

チェコ西部にある温泉保養都市。16世紀前半、修道僧により温泉が発見され、18世紀後半から療養に用いられた。鉄道敷設に伴い、ラーゼニュスカーコロナーダをはじめとする温泉施設がつくられた。ボヘミア地方有数の温泉保養地であり、ゲーテショパンカフカらが訪れたことで知られる。2021年、「ヨーロッパの大温泉保養都市群」の一つとして世界遺産文化遺産)に登録された。ドイツ語名マリエンバート。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

マリアーンスケーラーズニェ
Mariánské Lázně

ドイツ語ではマリエンバート Marienbad。チェコ西部,チェヒ (ボヘミア) 地方西部の温泉町。プラハの西約 125kmに位置する。景観のよい温泉保養地として広く知られ,ゲーテ,R.ワーグナーもしばしば訪れた。泉質は鉄,アルカリ塩などを含み,消化器系循環器系神経系などの諸疾患にきくといわれ,鉱泉研究所がある。人口1万 5378 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む