20世紀西洋人名事典 「マリオ・デルモナコ」の解説
マリオ・デル モナコ
Mario del Monaco
1915.7.27 - 1982.10.16
イタリアのテノール歌手。
フィレンツェ生まれ。
最初ヴァイオリンを学ぶが声楽に転向、18才でペーザロ音楽院のメロッキ教授に師事、1935年卒業。その後独学で発声とオペラの表現に励み、’39年入隊、軍隊在籍のままプッチーニ劇場のオーディションに合格、’40年「蝶々夫人」のピンカートン役でデビュー、’46年「アイーダ」のラダメスで成功を収め、’48年から世界各劇場に出演、「オテッロ」、「アンドレア・シェニエ」で最高の名テノールと賞される。’63年自動車事故で重傷を負いカムバックするが、第一線から退く。
マリオ デル・モナコ
Mario Del Monaco
1915.7.27 - 1982.10.16
イタリアのテノール歌手。
フィレンツェ生まれ。
フィレンツェの音楽院で学び、1940年プッチーニ劇場の「蝶々夫人」でデビュー。第二次大戦直後、ベローナ野外劇場で「アイーダ」のラダメスを歌い、大成功を収める。以降、ロンドン、南米、イタリア各地などで活躍する。輝かしい力強い美声で、その情熱的な歌い方と合わせ絶大な人気を誇った。第二次世界大戦後のイタリア・オペラ界最大のスターである。「アンドレア・シェニエ」、「道化師」のカニオ等を得意とする。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報