現代外国人名録2016 「マルシャルレイス」の解説
マルシャル レイス
Martial Raysse
- 職業・肩書
- 現代美術家
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1936年
- 出生地
- ヴァロリス・ゴルフ・ジュアン
- 受賞
- 世界文化賞(絵画部門,第26回)〔2014年〕
- 経歴
- 12歳で絵画と詩作を始める。1955年初の詩集を発表。’57年ニースで開かれた現代作家展にモビールと詩を書いたオブジェを発表し、注目を浴びる。’58年初個展「絵画-詩-彫刻」を開催、詩人ジャン・コクトーに絶賛される。’60年アルマン、イヴ・クラインらと“ヌーヴォー・レアリスム”宣言に参加、大量生産品や廃棄物などを使って作品を作るなど工業化社会の新しいリアリティを模索する。’61年ニューヨーク近代美術館での「アッサンブラージュ」展に参加。’63年ニューヨークの画廊で「メイド・イン・ジャパン」シリーズを発表し、高い評価を受ける。’71年には映画「ジュピター」(ジャン・ピエール・ブレヴォ監督)に主演したほか、’72年には映画「ル・グラン・デパ」の脚本、監督を務めた。’78年パリの国立装飾美術学校教授に就任。同年南西フランスのベルジュラック郊外の農家を買い取りアトリエを構える。世界各国で個展を開催するほか、パリ・ポンピドゥーセンター、ジュ・ド・ボーム国立美術館などで回顧展を開催。2014年高松宮殿下記念世界文化賞を受賞し、初来日。油彩画や立体オブジェ、ブロンズ彫刻など多彩な表現活動で、フランスのポップアート界を代表する巨匠。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報