20世紀西洋人名事典 「マルセルエーメ」の解説
マルセル エーメ
Marcel Aymé
1902.3.29 - 1967.10.14
フランスの小説家,劇作家。
ジョアニー(ヨンヌ県)生まれ。
2歳で孤児になり、兵役の後医学を志しパリに出るが、挫折し職を転々とする。ジャーナリストとして働きながら1925年「ブリュルボア」でデビューし、’26年ルノードー賞を受賞する。’30年には「名のない町」でポピュリスト賞を受賞し、作家生活に専念する。’33年「緑の牝馬」で独自のスタイルを確立し、地位を固める。戦後は戯曲も手掛け詩的幻想と風刺を融合させた「クレランバール」(’50年)を発表し、劇作家としても名声を博す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報