20世紀西洋人名事典 「マルセルジュノー」の解説
マルセル ジュノー
Marcel Junod
1904 - 1961
スイスの医師,赤十字活動家。
1935年ジュネーブ大学のインターン時代に赤十字の派遣員となり、エチオピアに赴任。以後、スペイン内戦、第二次世界大戦下のヨーロッパなどで捕虜の保護、市民の救護活動に当たる。’44年赤十字国際委員会駐日代表として日本に赴任、戦後は連合軍捕虜解放に奔走するかたわら、原爆投下の広島で救護活動に当り、多数の市民を救う。’46年米軍の原爆投下を非難するアピールを発表、同年末ユニセフ代表となる。その後、’53年赤十字に復帰、’59年には赤十字国際委員会副会長に就任し、同年8月在日北朝鮮人帰還問題で再来日。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報