日本大百科全書(ニッポニカ) 「マルトール」の意味・わかりやすい解説 マルトール(データノート)まるとーるでーたのーと マルトール 分子式 C6H6O3 分子量 126.1 融点 159℃ 沸点 ―[参照項目] | マルトール マルトールまるとーるmaltol 麦芽コーヒーを製造するときに発生する薫煙凝縮物である。カラメルに似た香気を有する白色結晶であり、93℃で昇華し、塩化鉄で紫色に呈色する。食品香料として多量に使用され、最近はフルフラールを出発物質として工業的に製造されている。チョコレート、パン、菓子、アイスクリーム、酒精飲料などにカラメル様フレーバーとして広く応用されている。[佐藤菊正][補完資料] | マルトール(データノート) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例