コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

食品香料 しょくひんこうりょうspices and flavours

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

食品香料
しょくひんこうりょう
spices and flavours

食品の付香に用いる香料。味覚,嗅覚を満足させ,また食品添加物として無害でなければならない。植物性香料合成香料があり,動物性香料はほとんど使用されていない。植物性香料は主として植物の花,葉,幹,枝,根,種子,果実,樹皮,樹脂などから採取される。採取方法は,圧搾,蒸留,抽出,浸出の4種で,成分は主としてテルペン属に属する複合物である。合成香料は主としてエステル類,アルコール類の混合物で,たとえばバナナフレーバーは酪酸エチル,酢酸アミル,りんごフレーバーは酪酸エチル,吉草酸エチル,サリチル酸エチル,酪酸アミル,パイナップルフレーバーは酪酸アミル,カプロン酸アリルなどの香料成分とグリセリン,エチルアルコールの混合物である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

しょくひんこうりょう【食品香料 flavor】

食品に添加付香して,その嗜好性を高めるための香味物質。香粧品香料(パヒュームperfume)に対してフレーバーと呼び区別する。パヒュームがおもに鼻で感知され,においの感覚を与えるのみであるのに反して,食品香料は口腔から鼻にぬける香りも加味し,さらに味,刺激といった食品の他の性質と関連しつつ総合的な感覚として認識される特徴がある。食品香料は当然食品成分であるゆえ,生理的に無害であることが前提である。食品香料の歴史は古く,5000年以前から使用されたと伝えられ,とくに17世紀以降の植民地主義,遠洋航海の目的の一つに香辛料の確保があったことはよく知られている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

食品香料
しょくひんこうりょう

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

食品香料の関連キーワードレモングラス油青葉アルコールオイゲノール高砂香料工業マルトールリナロールシトラールカシア油調合香料リモネン香料植物クマリンレモン油メントン肉豆蔲油ネロール小川香料バニリンヨノン

今日のキーワード

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す

《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

食品香料の関連情報