現代外国人名録2016 「マークマグワイア」の解説
マーク マグワイア
Mark McGwire
- 職業・肩書
- 大リーグコーチ(ドジャース)
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1963年10月1日
- 出生地
- カリフォルニア州ポモーナ
- 学歴
- 南カリフォルニア大学卒
- 受賞
- 新人王(アリーグ)〔1987年〕,プレーヤー・オブ・ザ・イヤー〔1998年〕
- 経歴
- 大学在学中の1984年ロス五輪で、当時公開競技だった野球で全米チームの四番打者を務めた。同年ドラフト1位でアスレチックスに入団。’86年メジャーに昇格。’87年49本塁打でアリーグ本塁打王、新人王。’89年アスレティックスの世界一に貢献。同チームのホセ・カンセコ選手とともに“バッシュ・ブラザーズ(猛打兄弟)”と呼ばれた。’95年、8.1打数につき1本塁打という大リーグ記録を樹立。’96年52本塁打で2度目の本塁打王。’97年7月カージナルスに移籍。’98年337万票の最多得票(当時)を獲得してオールスターに出場。この年サミー・ソーサ(当時カブス)との“世紀の本塁打王争い”を演じ、ロジャー・マリスの62本を更新する年間最多本塁打70本(当時)を記録して、ナリーグ初、通算3度目の本塁打王に輝き、大リーグ選手自身が選ぶプレーヤー・オブ・ザ・イヤー、新聞・放送関係者が選ぶ年間最優秀スポーツ選手に選ばれた。’99年8月対パドレス戦で大リーグ史上16人目の通算500本塁打を放つ。通算5487打数目での達成は史上最速だった。この年史上初の4年連続50本塁打と2年連続4度目の本塁打王(65本)に。2001年シーズン終了後、引退。アスレチックスでは3度のワールドシリーズ出場に貢献し、カージナルスでは年間最多本塁打を更新するシーズン70本塁打を放つなど、主砲として活躍。196センチ、113キロの大きな体格から“ビッグ・マック”といわれた。通算583本塁打、打率.263。本塁打王4回、打点王1回。ゴールドグラブ賞1回(1990年)、シルバースラッガー賞3回(’92年,96年,’98年)、オールスター出場12回(’87〜92年,’95年〜2000年)。2010年トニー・ラルーサ監督のもと、古巣カージナルスの打撃コーチとして現場復帰し、2011年世界一となった。2013年よりドジャース打撃コーチ。1995年の米下院公聴会で「過去の話をするつもりはない」と薬物使用について沈黙を守っていたが、2010年1月現役時代の1989年から10年ほど使用していたことを認め、謝罪した。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報