デジタル大辞泉 「マーチャーシュ教会」の意味・読み・例文・類語 マーチャーシュ‐きょうかい〔‐ケウクワイ〕【マーチャーシュ教会】 《Mátyás templom》ハンガリーの首都ブダペストにある教会。正式名称は聖母マリア聖堂。ブダ城がある丘の上に位置する。13世紀半ば、ハンガリー王ベーラ4世により城とともに建造。15世紀にマーチャーシュ1世がゴシック様式に改築して鐘楼が加わり、のちに王の名を冠した現名称で呼ばれるようになった。16世紀のオスマン帝国時代にモスクとして使われたが、17世紀のハプスブルク家支配の下、再びカトリック教会になった。1987年、「ブダペスト、ドナウ河岸とブダ城地区」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録、2002年に「ドナウ河岸、ブダ城地区及びアンドラーシ通りを含むブダペスト」として拡張登録された。マーチャーシュ聖堂。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「マーチャーシュ教会」の解説 マーチャーシュきょうかい【マーチャーシュ教会】 ハンガリーの首都ブダペストにある教会。王宮の丘の北側、ブダペスト王宮とは反対側に位置する。◇正式名称は「聖母マリア教会」で、ベーラ4世により13世紀半ばにロマネスク様式で建てられたが、後にゴシック様式に改築された。約80mの高さの尖塔があり、内部のステンドグラスが美しく、かつては戴冠式や政治的行事が行われた。オスマン帝国占領下にはフレスコ画が塗り込められてモスクに改造されたり、第二次世界大戦では破壊されたりした歴史がある。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報