日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミツバフウロ」の意味・わかりやすい解説 ミツバフウロみつばふうろ / 三葉風露[学] Geranium wilfordii Maxim. フウロソウ科(APG分類:フウロソウ科)の多年草。フシダカフウロともいう。茎は高さ40~80センチメートル、基部は地をはう。葉は長柄があって3~5裂し、裂片は菱(ひし)形で先端はとがり、縁(へり)に不整の欠刻がある。托葉(たくよう)は離生し、細い。7~10月、淡紅色で濃色の脈がある花を開く。山地の林下に生え、北海道から九州、および中国、アムールに分布する。[小林純子 2020年8月20日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例