デジタル大辞泉 「ミュンデン」の意味・読み・例文・類語 ミュンデン(Münden) ドイツ中部、ニーダーザクセン州の都市。正式名称はハノーバーシュ‐ミュンデン。ハンミュンデンとも略称される。ウェラ川とフルダ川が合流しウェーザー川になる地点に位置し、中世より河川交通の要衝として発展。旧市街にはルネサンス様式の市庁舎、聖ブラジウス教会、赤煉瓦れんが屋根の木組み造りの民家など、歴史的建造物が数多く残っている。18世紀に実在した「鉄ひげ」と呼ばれる医者にまつわる野外劇が毎年催される。メルヘン街道沿いの都市の一。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミュンデン」の意味・わかりやすい解説 ミュンデンみゅんでんMünden ドイツ中部、ニーダーザクセン州の最南東部にある郡庁所在都市。ハノーバーシュ・ミュンデンHannoversh Münden、略してハン・ミュンデンともいう。人口2万5700(2000)。ゲッティンゲンの南西方、ウェラ川とフルダ川が合流してウェーザー川となる地点に位置し、19世紀前半まで河港都市として繁栄した。その後、閘門(こうもん)や鉄道の建設で衰えたが、今日も貨物・客船の立ち寄る一拠点港となっている。金剛砂、たばこ、木材などの工業がある。旧市街にはルネサンス様式の市庁舎をはじめ、16、17世紀の民家が残り、観光地となっている。[齋藤光格] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例