ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミール・ワイス・ハーン」の意味・わかりやすい解説
ミール・ワイス・ハーン
Mīr Wais Khān
[没]1715
アフガニスタンのカンダハールの支配者。ホタキ・ギルザーイー族の族長で,サファビー朝の治下にあったカンダハールの町で,部族の長として強い影響力を有した。危険人物としてサファビー朝の首都イスファハンに送られたが,1709年カンダハールに戻り,反乱を企て町を占領。政府から派遣された数度の討伐軍をも撃破して,サファビー朝から自立。その子ミール・マフムードがイランに侵入し,アフガン朝を建てる基礎をつくった。
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