( 1 )和文にも古くから見られ、必ずしも漢文訓読語とはいえないが、中古以来漢文訓読系の文体で多く用いられる。
( 2 )「むとす」が変化したとされる「むず」は会話文や心中の思いを述べる文に、「むとす」は地の文に用いられるという傾向がある。
( 3 )漢文の訓読には、副詞「まさに」と呼応して用いられることが多い。鎌倉時代には「将」「且」などを「まさに…むとす」と再読する訓法が固定した。
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