ムルシリシュ1世(読み)ムルシリシュいっせい(その他表記)Murshilish I; Mursilis I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムルシリシュ1世」の意味・わかりやすい解説

ムルシリシュ1世
ムルシリシュいっせい
Murshilish I; Mursilis I

ヒッタイト古王国時代の王 (在位前 1620頃~1590頃) 。ハットゥシリシュ1世の孫。先王の志を継いで北部シリアでハルパ (アレッポ) とマリを滅ぼし,バビロンに遠征してバビロン第1王朝を倒した。この事件バビロニア年代記にも記録されている。ユーフラテス川付近でフルリ人を破ったが,帰還直後,義弟ハンティリシュの策謀にあって暗殺された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む