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ハットゥシリシュ1世(読み)ハットゥシリシュいっせい(その他表記)Khattushilish I; Hattusilis I; Labernash II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハットゥシリシュ1世」の意味・わかりやすい解説

ハットゥシリシュ1世
ハットゥシリシュいっせい
Khattushilish I; Hattusilis I; Labernash II

ヒッタイト古王国時代の王 (在位前 1650頃~前 1620頃) 。ラバルナシュ2世とも呼ばれる。先王ラバルナシュ1世の子。内政に力を注いだ先王と異なり,タウロス山地に侵攻,また北シリアに侵入してヤムハト王国を攻撃。しかし王位継承をめぐる内紛に苦しみ,子供たちを追放,孫のムルシリシュ1世を継承者と定めた。王族と貴族会議に向けた彼の「遺言状」は,楔形文字で書かれた現存する最古のヒッタイト文書で,そこに書かれた回想録は,ヒッタイト古王国の重要な史料となっている。

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