メスを入れる(読み)メスヲイレル

デジタル大辞泉 「メスを入れる」の意味・読み・例文・類語

メスを・れる

外科医メスを用いて切開する。
根本的解決のために非常手段をとる。事態を厳しく追及し批判する。また、事態解決に着手する。「政財界の癒着に―・れる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「メスを入れる」の意味・読み・例文・類語

メス を 入(い)れる

  1. メスを用いて切開する。医師病根を取り除く場合などに行なう。
    1. [初出の実例]「気味悪く膨れあがってゐたところへ、ヒヤリとメスを入れられた」(出典:桐畑(1920)〈里見弴〉鵜と鮎と)
  2. 転じて、災いの根を除くために思い切った手段をとる。事態を徹底的に分析し批判する。
    1. [初出の実例]「自分の感情をむき出したりする様なことはないのだったが、ふとしたきっかけから今夜はそこへメスを入れられて」(出典:アパアトの女たちと僕と(1928)〈龍胆寺雄〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android