めそ(読み)メソ

デジタル大辞泉 「めそ」の意味・読み・例文・類語

めそ

関東地方で、ウナギの子の少し成長したものをいう語。めそうなぎ。めそっこ。

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精選版 日本国語大辞典 「めそ」の意味・読み・例文・類語

めそ

  1. 〘 名詞 〙 すぐにめそめそと泣きだす人。また、そういう人をののしっていう語。
    1. [初出の実例]「由三は急にワッと泣き出した。『泣くな、え、このメソ!』」(出典:不在地主(1929)〈小林多喜二〉一)

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岩石学辞典 「めそ」の解説

メソ-

ギリシャ語でmesosは中間の意味.接頭語としての使用は対象によって違いがある.(1) グルーベンマンの定義では中間的な変成作用の帯で形成されたことを示す変成岩のグループに使用する.このゾーンは比較的高い温度静水圧で強い応力が特徴[Grubenmann : 1907].(2) 火成岩色指数を示すために使用され,mesocraticな岩石とはマフィック鉱物の量が30~60%にあるものをいう[Johannsen : 1920].

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化学辞典 第2版 「めそ」の解説

メソ
メソ
meso

中間を意味する接頭語.ギリシア語に由来する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のめその言及

【ウナギ(鰻)】より

…また,開いたものを切らずにそのまま串を打ったのを長(なが)と呼び,2尾さしたものを二長(になが),3尾のものを三長,そして,これらを〈いかだ〉と呼ぶこともある。ごく小さなウナギをメソ,メソッコと呼び,頭をつけたままさき,串に巻きつけて焼く。これを竜の姿で剣に巻きついた俱利迦羅竜王(くりからりゆうおう)に見立てて俱利迦羅焼きという。…

※「めそ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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