翻訳|melanism
先天的に皮膚や組織にメラニン色素(黒色素)が過剰に形成され、色素の沈着により全身や体の一部が褐色から黒褐色に変色すること。メラニズムの呼称はギリシア語で黒い色素を意味する単語に由来する。ヒトでは遺伝性色素異常症と総称されることもある。また、皮膚以外に中枢神経系にも色素細胞増殖をみとめ、中枢神経症状を伴う神経皮膚黒色症などもある。病的な皮膚病変としては、副腎(ふくじん)皮質機能が低下するアジソン病や、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が過剰となるクッシング症候群、ネルソン症候群、鉄が代謝されず色素沈着をきたすヘモクロマトーシスなどの内分泌・代謝異常、および外来性の化学物質に接触しておこる色素沈着型接触皮膚炎などがあり、これらはメラノーシス、あるいは黒皮症、皮膚色素沈着症とよばれる。メラニズムの反対語がアルビニズムalbinismで、これは先天的にメラニンが欠乏する遺伝性疾患であり、ヒトでは先天性白皮症などとよばれる。
[編集部]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新