ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メリーヌ」の意味・わかりやすい解説
メリーヌ
Méline, Félix-Jules
[没]1925.12.20. パリ
フランスの政治家。第二帝政下で共和派に属し,1872年ボージュ県選出の代議士となった。 83~85年農相,90年以降農業問題専門家として保護貿易主義立法に指導的役割を演じた。 96~98年首相兼農相に就任。小ブルジョアや銀行家の支持を受けて急速な経済発展を推進,対外的にはマダガスカルを併合し,チュニジアを保護国とし,雲南鉄道敷設権を獲得したが,97年ドレフュス事件の再審を拒否して不評を買った。 98年の選挙で共和派の左派が多数を占めたため辞職。 1915~16年再び農相に返り咲いた。
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