事典 日本の地域ブランド・名産品 「もぎなす」の解説
もぎなす[果菜類]
主に京都市右京区聖護院地区で生産されている。江戸時代後期の天保年間(1830年〜1844年)に油引きの障子を利用した育苗法が開発され、慶応年間(1865年〜1868年)から1868(明治元)年頃に早生で草丈の低い系統が出現。促成栽培用品種として栽培されるようになった。果実は紫黒色で一個あたり20g前後、病気に強くほろ苦いのが特徴。5月〜7月に収穫。天ぷらや煮物、漬物に利用される。京の伝統野菜。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報