モラレス・ベルムデス(その他表記)Morales Bermúdez,Francisco Cerrutti

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モラレス・ベルムデス」の意味・わかりやすい解説

モラレス・ベルムデス
Morales Bermúdez,Francisco Cerrutti

[生]1921.10.4. リマ
ペルーの軍人,政治家。祖父 R.モラレスは 1890~94年ペルーの大統領。 1940年チョリーヨス陸軍士官学校卒業。陸軍参謀となり,高等軍事研究所 CAEMでも学んだ。 68年 J.ベラスコ・アルバラード軍事政権の陸軍参謀総長を経て陸軍司令官へ昇進。 69~73年蔵相。 75年首相兼陸相をつとめ,ベラスコ大統領に次ぐ地位を占めた。 75年8月無血クーデターでベラスコを失脚させ,大統領に就任。ベラスコの急進主義を捨て,76年国際収支危機から国際通貨基金 IMFと和解するため緊縮政策に転じて支持を失い,78年憲法制定議会選挙,80年民政移管を果して辞任。 85年大統領選挙に出馬したが敗れ,引退した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android