ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モラレス・ベルムデス」の意味・わかりやすい解説
モラレス・ベルムデス
Morales Bermúdez,Francisco Cerrutti
ペルーの軍人,政治家。祖父 R.モラレスは 1890~94年ペルーの大統領。 1940年チョリーヨス陸軍士官学校卒業。陸軍参謀となり,高等軍事研究所 CAEMでも学んだ。 68年 J.ベラスコ・アルバラード軍事政権の陸軍参謀総長を経て陸軍司令官へ昇進。 69~73年蔵相。 75年首相兼陸相をつとめ,ベラスコ大統領に次ぐ地位を占めた。 75年8月無血クーデターでベラスコを失脚させ,大統領に就任。ベラスコの急進主義を捨て,76年国際収支危機から国際通貨基金 IMFと和解するため緊縮政策に転じて支持を失い,78年憲法制定議会選挙,80年民政移管を果して辞任。 85年大統領選挙に出馬したが敗れ,引退した。
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