やいの(読み)ヤイノ

精選版 日本国語大辞典 「やいの」の意味・読み・例文・類語

や‐いの

  1. ( 間投助詞「や」と終助詞「い」「の」とが重なったもの )
  2. 文末にあって聞き手に働きかける。主として女性が用いる。→やい
    1. [初出の実例]「それでさうしを、くさざうしといふぞやいのと仰られた」(出典:咄本・軽口大わらひ(1680)五)
  3. 人を表わす体言を受け、呼びかけたりする時に用いる。→やい
    1. [初出の実例]「『おさき殿やいの。おきさどのう』『ヲヲかしましい』」(出典:浄瑠璃・今宮心中(1711頃)中)

やい‐の

  1. ( 助動詞「やる」の命令形「やれ」の変化した「やい」に、終助詞「の」が付いたもの ) 軽い敬意のある命令を表わす。
    1. [初出の実例]「早う連れて戻りやいの」(出典:浄瑠璃・心中二枚絵草紙(1706頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む