ヤリング調停(読み)ヤリングちょうてい(その他表記)Jarring Talks

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤリング調停」の意味・わかりやすい解説

ヤリング調停
ヤリングちょうてい
Jarring Talks

1967年の六日戦争後,G.ヤリングが行なったアラブ=イスラエル紛争の調停。 67年 11月国連安全保障理事会は,(1) イスラエル軍の占領地域からの撤退,(2) 戦争の終結および中東各国の主権,領土,独立ならびに安全,かつ承認された国境線内で平和に生活する権利の尊重確認,を原則とする決議 242号 (→国連安保理決議 242号 ) を採択。ウ・タント事務総長は同決議に基づき,スウェーデンのソ連駐在大使ヤリングを特使に任命。同特使は 67年 12月から中東で活動したが,なんら成果を得られないまま 69年に調停活動を中止した。 70年8月ロジャーズ提案により活動を再開,スエズ運河をはさんだイスラエルとエジプト間の停戦の延長,軍事情勢の現状凍結などの成果を収めた。その後はイスラエルの調停拒否などにあい,みるべき成果もなく,71年夏に活動を停止。

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