現代外国人名録2016 「ヤン・リーピン」の解説
ヤン・リーピン
楊 麗萍
Yang Li-ping
- 職業・肩書
- 舞踊家
- 国籍
- 中国
- 生年月日
- 1958年11月10日
- 出身地
- 雲南省大理
- 受賞
- モントリオール世界映画祭審査員特別賞〔1997年〕「太陽の鳥」
- 経歴
- 少数民族ペイ族の出身。暮らしの中に歌や踊りが自然に存在する環境で育ち、1971年シーサンバンナ(西双版納)歌舞団に入団。’79年雲南省芸能コンクールで優勝。’86年ソロダンス「孔雀の精霊」が中央舞踊コンクールで1位になり、一躍有名になる。’90年北京で開催されたアジア競技大会の閉幕式で舞踊を披露。踊りはすべて独学で民族舞踊ともモダンダンスとも違う斬新な表現は海外でも評価が高い。’97年映画「太陽の鳥」で製作、脚本、監督、主演を務め、モントリオール世界映画祭で審査員特別賞を受賞。同年中国映画祭97で来日。2000年中国奥地の村々を訪ねて歌舞を収集し、若者をスカウト、民族歌舞団を設立。2003年中国各地の民族舞踊の要素を取り入れたダンスパフォーマンスショー「シャングリラ」を中国・昆明で初演。以後、世界各地で1000回以上も上演。2008年3月には日本初上演、2010年再演。2011年チベット歌舞劇「クラナゾ(蔵謎)」を日本で上演。2014年「孔雀」を日本初演。“踊る精霊”と呼ばれる。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報