ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユリア・マエサ」の意味・わかりやすい解説
ユリア・マエサ
Julia Maesa
[没]226頃
ローマ皇帝セプチミウス・セウェルスの妃ユリア・ドムナの妹。シリアの大神官の娘で,ローマ元老院の J.アビツスに嫁した。姉の子カラカラ帝暗殺 (217) 後,シリア軍団を導入して孫エラガバルスを帝位に擁立,その後彼に,その従弟で彼女の孫アレクサンデル・セウェルスを養子にするよう説得。エラガバルス暗殺後,222年 14歳のアレクサンデルを皇帝とし,その母で彼女の娘ユリア・ママエアとともに権勢をふるった。
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