デジタル大辞泉 「ユリウス年」の意味・読み・例文・類語 ユリウス‐ねん【ユリウス年】 天文学などで使われる時間の単位。太陽暦の一つ、ユリウス暦における1年の平均の長さ(365.25日)で定義される。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「ユリウス年」の意味・わかりやすい解説 ユリウス年 (ユリウスねん)Julian year 1年の長さを365.25日とするユリウス暦の平均の1年をユリウス年という。ユリウス暦では平年を365日,4年に1回置く閏(うるう)年は366日であるから,{(365日×4)+1}÷4=365.25日となる。このようにユリウス暦の閏の置き方は簡単であり,その1年は1回帰年(365.2422日)にも近いため年代学や天文学に利用され,ユリウス暦制定以前やグレゴリオ改暦以後にも適用されて使われることがある。100ユリウス年,すなわち3万6525日をユリウス世紀という。執筆者:内田 正男 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユリウス年」の意味・わかりやすい解説 ユリウス年ユリウスねんJulian year ユリウス暦における1年の長さ,すなわち 365.25日。1太陽年の長さは,摂動による長年変化のため,完全に一定ではないので,天文現象の記録の基準には計算しやすいこの単位を用いることになっている。通常,1900年1月0日 (1899年 12月 31日) グリニッジ時平均時正午を起点としてはかる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報