ヨハネス・パウロ2世(その他表記)Johannes Paulus Ⅱ

20世紀西洋人名事典 「ヨハネス・パウロ2世」の解説

ヨハネス・パウロ2世
Johannes Paulus Ⅱ


1920.5.18 -
ポーランド聖職者
ローマ教皇
バドビチェ(ポーランド)生まれ。
本名カロル・ユゼフ・ヴォイティウァ。
筆名アンジェイ・ヤビエニ。
労働しながら神学を学び、1946年に司祭となる。’63年クラクフ大司教、’67年枢機卿を経て、’78年に非イタリア人としては456年ぶりに教皇に選出される。共産圏出身者として平和への関心を強く持ち、世界各地を精力的に歴訪する。’81年に来日し、広島、長崎を訪問、世界平和・核兵器廃止を訴えた。’85年にガリレオのコペルニクス地動説支持の有罪判決(1633年)に対し、教会側の責任を初めて認め、謝罪している。著書に「愛と責任」(’60年)他があり、アンジェイ・ヤビエニの名で戯曲も書く。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android