すべて 

ライアテーア島(読み)ライアテーアとう(その他表記)Raiatea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ライアテーア島」の意味・わかりやすい解説

ライアテーア島
ライアテーアとう
Raiatea

太平洋ソシエテ諸島を構成するスールバン諸島最大の島。フランス領ポリネシアに属し,領内最大の島タヒチ島に次ぐ面積をもつ。中心都市はウトルア。火山島で,最高点は標高およそ 1000m。北に隣接するタハア島とは地質学上,同じ火山複合体と裾礁をなす。1300年頃,この島からカヌーニュージーランドに渡ったポリネシア人の指導者の一人が,マオリ族として定住したとされる。島の南東部オポア近郊にはマラエと呼ばれるポリネシア人の祭祀施設が残り,周辺の谷やサンゴ礁を含めた文化的景観「タプタプアテア」が 2017年国際連合教育科学文化機関 UNESCO世界遺産の文化遺産に登録された。コプラ真珠層,カポック(→パンヤノキ),オレンジ,バニラ,タバコを産する。ニューカレドニアとタヒチ島とを結ぶ定期便がある。面積 238km2

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

すべて 

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む