20世紀西洋人名事典 の解説
ライナー・マリーア リルケ
Rainer Maria Rilke
1875.12.4 - 1926.12.29
ドイツの詩人。
オーストリア出身。
メーリッシュ・ヴァイスキルヒェンの陸軍士官学校を中退し、1891年リンツの商業専門学校で学び、同時に詩作を始める。1895年プラハ大学で法律学や文学、芸術学を学び、1896年作家を志し、ミュンヘンを経て、ベルリンに行き、詩のみならず小説や戯曲を次々に発表する。ドイツの古典詩人、フランスの象徴派詩人、スラブの風土、ルネサンスから現代に至る美術、日本の俳句まで広範囲にわたる文化を自己形成に生かしたコスモポリタンの詩人である。作品に「旗手クルストフ・リルケの愛と死の歌」(1906年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報