ラウリル硫酸ナトリウム(読み)ラウリルリュウサンナトリウム

デジタル大辞泉 「ラウリル硫酸ナトリウム」の意味・読み・例文・類語

ラウリルりゅうさん‐ナトリウム〔‐リウサン‐〕【ラウリル硫酸ナトリウム】

陰イオン界面活性剤の一。12個の炭素原子鎖が硫酸塩に結合した構造をもつ両親媒性分子洗浄剤乳化剤発泡剤として広く利用される。ドデシル硫酸ナトリウム硫酸ドデシルナトリウムSDS(sodium dodecyl sulfate)。化学式NaC12H25SO4

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「ラウリル硫酸ナトリウム」の解説

ラウリル硫酸ナトリウム

 C12H25NaO4S (mw288.38).

 ドデシル硫酸ナトリウムともいい,SDSと略される.中性界面活性剤の一つで,生化学実験でも電気泳動などの際のタンパク質の変性剤として頻用される.食品添加物として乳化剤などに使われるが,わが国では許可されていない.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android