変性剤(読み)ヘンセイザイ

大辞林 第三版の解説

へんせいざい【変性剤】

材料がその用途以外に転用されないために、その材料に少量加える物質。変性アルコールのメタノール・ベンゼンなど。
アルキド樹脂・フェノール樹脂などを塗料に用いるときに加える脂肪油や他の合成樹脂など。
タンパク質や核酸などの生体高分子の変性を起こす尿素・塩酸グアニジンなどの薬剤。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

変性剤
へんせいざい
modifying agent

エタノール(エチルアルコール)、食塩、たばこなどの飲食嗜好(しこう)用品は、工業用目的に供給する場合には無税で販売される。これらがその用途以外に転用されることを防ぐために少量加えられるものを変性剤といい、これには不快な味や悪臭を与え、容易に分離できず、かつ工業上の使用に差し支えないものが用いられる。たとえば、エタノール(エチルアルコール)にはメタノール(メチルアルコール)、ホルマリン(ホルムアルデヒド37%水溶液)、アセトアルデヒド、ピリジン、酢酸など、また食塩には石炭粉、コールタール、酸化鉄など、たばこにはせっけん、銅などが添加される。[蜷川 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

へんせい‐ざい【変性剤】

〘名〙 変性させるために加えられる薬剤。

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