日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラエティア」の意味・わかりやすい解説 ラエティアらえてぃあRaetia ローマ帝国の属州の一つ。ラエティ人の土地の意味。チロール、バイエルンの一部、スイスの一部にあたる。ラエティ人はイリリア人系とケルト人系が混じったもので、その言語はエトルリア語の影響を受けているといわれる。アウグストゥス帝の時代にローマに征服されて属州ラエティアが置かれた(前15)。[市川雅俊] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例