20世紀西洋人名事典 「ラファエルケーベル」の解説
ラファエル ケーベル
Raphael Koeber
1848.8.15 - 1923.6.14
ドイツの哲学者,音楽家。
元・東京帝国大学教授,元・東京音楽学校教授。
ニジニ・ノヴゴロド(後のゴーリキー市)生まれ。
モスクワ音楽院でピアノを習った。1873年ドイツに留学し、イエナ大学、ハイデルベルク大学で哲学、文学を専攻した。1880年シェリングの人間的自由に関する論文で学位を得、1893年帝国大学文科大学の哲学教師として来日した。哲学の講義をし、その間に東京音楽学校でピアノの教授もした。1914年ドイツに帰国しようとしたが、第一次大戦で帰国不可能となり、横浜で逝去した。主な著書に「哲学史講義要綱」等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報