ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラブラドル海」の意味・わかりやすい解説 ラブラドル海ラブラドルかいLabrador Sea 大西洋の縁海の一つで,カナダのラブラドル半島,バフィン島およびグリーンランドで囲まれる海域。北でデービス海峡を通してバフィン湾に,西はハドソン海峡からハドソン湾につながり,南東部は大西洋に開口する。水深はデービス海峡で約 800m,南西部で 3700mで一部は 4000mをこえる。グリーンランド,バフィン島などから氷とともに運ばれた砂礫が海底に堆積する。冷たい低塩分のラブラドル海流がカナダ沿岸に沿って南方向に流れるのに対して,高塩分の西グリーンランド海流がグリーンランド海岸に沿って北方向に流れる。航行可能な季節は真夏から晩秋まで。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラブラドル海」の意味・わかりやすい解説 ラブラドル海らぶらどるかいLabrador Sea カナダ北東部、ラブラドル沿岸の海。北東はデンマーク領グリーンランド南西岸、北西はバフィン島南岸に接し、南東は大西洋につながる。ラブラドル沿岸を中心に冬季はパックアイス(流氷)に覆われる。[大竹一彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by