現代外国人名録2016 「ランディジョンソン」の解説
ランディ ジョンソン
Randy Johnson
- 職業・肩書
- 元大リーグ選手
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1963年9月10日
- 出生地
- カリフォルニア州ウォルナットクリーク
- 本名
- Johnson,Randall David
- 学歴
- 南カリフォルニア大学卒
- 受賞
- サイ・ヤング賞〔1995年・1999年・2000年・2001年・2002年〕
- 経歴
- 1985年ドラフト2巡目でエクスポズ(現・ナショナルズ)の指名を受けプロ入り。’88年メジャー昇格。当初は制球難でスリークォーターに変更。’89年シーズン途中でマリナーズに移籍後、才能が開花し、’90年6月対タイガース戦でノーヒット・ノーラン達成。この年以降、毎年2桁勝利を記録。また、’92年から4年連続で奪三振王。’95年294奪三振、勝率9割の防御率2.48をマークし、アリーグ最優秀投手賞、サイ・ヤング賞を受賞。’98年7月末アストロズに移籍。同年12月FAでダイヤモンドバックスに移籍。’99年投手4部門で1位となり、サイ・ヤング賞に選出、史上2人目のナリーグ、アリーグ両リーグでの受賞となる。2000年9月対マーリンズ戦で史上12人目の通算3000奪三振を達成、奪三振王に輝く。同年2年連続サイ・ヤング賞に選出。2001年5月対レッズ戦で大リーグ最多タイ記録となる1試合20奪三振をマーク。同年防御率(2.49)と奪三振(372)の2冠を制し、球団初のワールドシリーズ制覇に貢献、カート・シリングと共にシリーズMVPを獲得。3年連続のサイ・ヤング賞にも選ばれる。2002年自己最多の24勝(5敗)、防御率2.32、334奪三振で初の3冠を獲得、4年連続サイ・ヤング賞を受賞。2004年5月対ブレーブス戦で史上15人目の完全試合を、史上初の40代(40歳8ケ月)で達成、100年ぶりに最高齢記録も更新。同年奪三振王。2005年1月トレードでヤンキースに移籍し、3年総額4800万ドル(約49億9000万円)の契約を結ぶ。2006年8月対エンゼルス戦で大リーグ史上3人目、左腕投手としては初の4500奪三振を記録。2007年ダイヤモンドバックスに移り、2008年44歳で16度目の2ケタとなる11勝を挙げる。2009年ジャイアンツに移籍。2006年、2007年と2度腰の手術を受けるなど、現役後半は故障に苦しみ、2010年1月46歳で現役を引退。全盛期の1990年代は、大リーグ史上最も高い208センチの長身から投げる100マイル(約161キロ)前後の速球と145キロ以上の高速スライダーを武器に、体力の衰えた2000年以降は投球術でカバーし、米国を代表する左腕投手として活躍した。通算成績は、22年間で618試合登板、303勝166敗2セーブ、4875奪三振、防御率3.29。サイヤング賞5回(1995年,’99年〜2002年)、最多勝1回(2002年)、最優秀防御率4回(1995年,’99年,2001年,2002年)、最多奪三振9回(1992〜95年,’99年〜2002年,2004年)、オールスター選出10回(1990年,’93〜95年,’97年,’99年〜2002年,2004年)。生涯年俸は約1億7600万ドル(約158億円)。“ビッグ・ユニット(巨大な物体)”の愛称で親しまれた。2015年米国野球殿堂入り。同年ダイヤモンドバックス時代の背番号51が永久欠番となった。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報