指名(読み)シメイ

精選版 日本国語大辞典 「指名」の意味・読み・例文・類語

し‐めい【指名】

  1. 〘 名詞 〙 特定の人やものを指定すること。物の名や人の名をさして言うこと。名ざし。
    1. [初出の実例]「さらば云々の品をと、わざわざ指名(シメイ)して吩咐(いいつく)るは」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「指名」の読み・字形・画数・意味

【指名】しめい

名ざし。〔史記、項羽紀〕陳嬰の母、嬰に謂ひて曰く、~今暴(には)かに大名を得るは不なり。屬するるに如(し)かず。事らば封侯を得ん。事敗(やぶ)るれば以て(に)げ易し。世の指名するに非ずと。嬰、乃ち敢て王と爲らず。

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