リコボーニ(その他表記)Riccoboni, Luigi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リコボーニ」の意味・わかりやすい解説

リコボーニ
Riccoboni, Luigi

[生]1675頃モデナ
[没]1753. パリ
イタリアコメディア・デラルテ俳優。レリオ Lelioの芸名で知られた。 A.リコボーニの息子。 17世紀のフランス演劇の文学性をイタリアに導入しようと試みた。 1716年イタリア喜劇団の座頭としてパリに招かれ,そこで活躍したが,1731年に引退著述に専念した。主著『イタリア演劇史』L'histoire du théâtre italien (1728) ,『朗誦術考』 Pensées sur la déclamation (1738) ,『演劇の改革について』 De la réformation du théâtre (1743) 。

リコボーニ
Riccoboni, Antonio

イタリアのコメディア・デラルテの俳優。 1675年から 1695年頃まで活躍し人気があった。 L.リコボーニの父。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android