リンカーン=ダグラス論争(読み)リンカーン=ダグラスろんそう(その他表記)Lincoln-Douglas Debates

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

リンカーン=ダグラス論争
リンカーン=ダグラスろんそう
Lincoln-Douglas Debates

1858年のアメリカ中間選挙イリノイ州の連邦上院議員の椅子をめぐり,民主党の有力者 S.ダグラス共和党の A.リンカーンの間で,春から秋にかけて7回にわたり各地で行われた討論奴隷制を認めるか否かを各州の政府にまかせようとするダグラスの「住民主権論」に対し,リンカーンは,奴隷制度は悪であり,これ以上拡大させてはならないと論じた。リンカーンはこのときの選挙では敗れたが,この討論でそれまで無名の一地方政治家であったリンカーンの名前は全国的に知られるようになり,60年に共和党大統領候補に指名されるきっかけをつかんだ。

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